学校の教育目標と経営方針

【1.学校経営の基盤】

本校の教育は、日本国憲法、教育基本法、学校教育法、学習指導要領、その他諸教育関係 法規の理念のもとに、福岡県並びに東峰村教育施策要綱等に則り、子どもの実態に根ざし公 教育としての調和と一貫性のある教育を推進する。学校経営に当たっては、次のことに留意 する。

(1)福岡県の教育大綱「ふくおか未来人財育成ビジョン」を踏まえ、「福岡県学校教育振興プラン」(平成27年12月)の趣旨を生かした学校経営を推進する。



学校教育の目標

○社会的自立の基盤となる、学力、体力、豊かな心を培う。
○社会の変化に対応し、社会を支え、その発展に寄与する力を育てる。

 

学校教育で共有する指導方法

「鍛(きた)ほめ福岡メソッド」 コンセプト 鍛えて、ほめて、子どもの可能性を伸ばす!

鍛えて  (いろいろ試して解決したいと思う心やできないことをできるようになりたいと思う心を)
ほめて  (取組の結果や取り組んできた過程を)
子どもの可能性  (学ぶ意欲や自尊感情、向上心やチャレンジ精神、勤勉性や困難に立ち向かう心等)を伸ばす。

(2)東峰村教育施策を受け、東峰村立小中一貫校東峰学園としての責務遂行に努める。


東峰村教育施策要綱(抜粋)

0歳から15歳までの15年間を一貫して見守り育て、確かな学力、豊かな 心、たくましい体力を身につけさせる、保小中一貫教育の推進


東峰村教育施策 学校教育の目標

◎学校教育の重点目標
 「主体的に学び、心を磨き、体を鍛える児童・生徒の育成」
○保小中15年の一貫教育の充実と確かな学力の向上
○ICTを活用した「個別最適な学び」と「協働的な学び」の具体化
○職業観を育み、自立心を促すキャリア教育の充実
○グーバル化に対応する英語コミュニケーション能力の育成

【2.学校の教育目標】

【校訓】  [自立・創造・友愛]
郷土を愛し、豊かな人間性と未来を切り拓く力を身につけた子どもの育成

(1)「郷土を愛する」とは
○自分の育った郷土との積極的で主体的な関わりを通して、郷土を愛する心、郷土をよりよくしていこうとする態度が育むこと。
○郷土の自然や文化、伝統に触れさせ、人々との触れ合いを深めることで、豊かな社会力を身に付けた郷土への愛着を高めること。

(2)「豊かな人間性」とは
○校訓の「友愛」である。つまり、他者とよりよく生きていく上で必要となる資質・能力である。
○自らの意思で社会規範を守り、自律・自制の心を持つとともに、互いに協調しあい、真理を求める心や生命、自他の人権を尊重する心、美しいものや崇高なものに感動する心、多様な人達と協働して学ぼうとする力を持つことである。

(3)「未来を切り拓く力」とは
○校訓の「自立」「創造」が実現されていくことである。生産年齢の減少、グローバル化の進展や絶え間ない技術革新等により社会が急速に変化し予測困難な時代において未来社会を切り拓くための資質・能力は、確かな学力、困難に打ち勝つ体力、それを支える意欲や態度である。
○感性を豊かには働かせながら、生きて働く「知識・技能」の習得、未知の状況にも対応できる「思考力・判断力・表現力」、学びを人生や社会に生かそうとする「学びに向かう力・人間性」の涵養等の資質能力を身につけることである。



【3.本校教育の具体的目標】

(1).目指す子ども像

郷土を愛し、豊かな人間性と未来を切り拓く力を身に付けた子ども


確かな学力

自分で課題を決め、学びを振り返る子ども

○めあてをもち、自分で学び、協働して共に学び合い、新しい課題にチャレンジする力。

○学びの中から自他の良さを感得し、意欲を持って学びに向かう力。








豊かな心

自分の良さに気づき、仲間とつながる子ども

○美しいものへの感動と生きることの喜び、感謝の心を持って自他を尊重しようとする態度。

○夢や志を持ち粘り強く取り組む態度。




健やかな体

困難に立ち向かい、体を鍛えるこども

○進んで心と体を鍛え、めあてを持って困難を乗り越え最後までやり遂げる力。

○安全安心を意識し、健康管理に取り組む態度。

(2).めざす学校像

子どもも教師も生き生きと活動し、信頼される学校づくりと特色ある学校

○ 子どもの夢と希望を育む学校
 ・子どもの思いや願いが生かされる。
 ・学ぶ喜びがあり、活気に満ちている。

○ 子どもや教職員のよさが生かされる学校
・明るい挨拶や歌声が響く。
・教師の専門性が生かされる。

○ 東峰村の環境と一体となった学校
・豊富な自然や人的資源が生かされる。
・東峰村の人の思いや、文化・伝統が生かされる。

(3).めざす教師像

一人一人の子どものよさを見つけ伸ばすために、常に学び続ける教師をめざす。

○ 学校の教育目標達成のため、自分の職務を主体的に遂行する教師
○ 一人一人のよさに気づき、やる気を育て、力をつける教師
○ 使命感に燃え、絶えず研修を積み、高度な専門性を身に付けようとする教師
○ 組織の一員であるという自覚を持ち、協働して共通実践に取り組む教師
○ 教育公務員や組織人として高いコンプライアンス意識を持ち、子ども・保護者・地域やから信頼される教師


(4).めざす授業像

感動、意欲、達成感のある授業をめざす。

○ 子どもの主体的な姿が見える授業
・課題の発見と解決に向けて主体的・対話的で深い学びのある授業
・他者と協働しながら自ら学びを進め、自らの学びを評価し活かす授業
○ 教師の専門性が生きる授業
・子どもの発達を支援する生徒指導、キャリア教育が活かされた授業
・小中交流授業や一部教科担任制による教員の専門性が生かされた授業
○ 地域の教育資源を活用する授業
・「ひと・もの・こと」の創意ある授業
・保小中の一貫した教育活動が生かされる授業



【4.学校経営の方針】

(1).学校・保護者・地域が一体となった「地域とともにある学校」づくりを推進する。

・ふるさと東峰村を愛し、未来を切り拓く力を身に付けた特色ある教育課程の編成
・学校運営協議会と協働した「社会に開かれた教育課程」の具現化
・子どもが「通いたい学校」保護者・地域住民が「通わせたい学校」となる学校環境づくり


(2).子どもが安心・安全に学ぶことができる環境づくりを推進する。

・家庭や地域、関係機関と連携した安全な学校環境づくりの推進
・学校の安全管理の徹底と防災・減災教育の推進、緊急対応マニュアルの共通理解
・いじめ・不登校の未然防止と安心して過ごせる学校をつくる組織的対応と教育相談の充実 ・持続可能な学校の危機管理体制及び指導体制づくりの推進


(3).主体的に考える力をもった子どもを育てる授業改善

・すべての学年と教科でICTを活用した個別最適な学び・協働的な学びの充実
・子どもの問いの重視、協働・交流活動の充実、学びの自覚を促す活動の充実
・学力向上プランをはじめ、各プランの計画的な実施と学期ごとの評価改善


(4).人権が尊重される学校づくりを推進する。

・すべての教室で人権が尊重される学校づくり
・「福岡県人権教育推進プラン」に基づいた人権教育の推進
・教職員の人権認識・感覚の育成


(5).豊かな人間性を育む教育活動を充実させる。

・全教育活動を通して、豊かな心をもつ子どもを育む道徳教育の推進
・縦割り班活動を通して「長幼の心」の育成
・自己指導能力を育む積極的生徒指導の推進
・教職員の人権認識・感覚の育成


(6).すべての子どもが輝く特別支援教育を推進する。

・一人一人の教育的ニーズに応じた合理的配慮の提供と交流及び共同学習の実施
・ユニバーサルデザインの視点を生かした通常学級における特別支援教育の充実
・個別の支援計画、指導計画の実施と関係諸機関との連携


(7).「東峰村まち・ひと・しごと・総合戦略」によるグローバル化に対応した人材育成

・自己実現に向かう力の育成と小・中9年間をつなぐキャリア教育の充実
・異文化理解を深め、英語コミュニケーションへの意欲や英語力を高める取組の推進


(8).教育公務員としての自覚と自己研鑽に励み信頼される学校づくりに努める。

・教職員一人一人が学校参画意識を高め、教職員の努力が実る学校づくりの推進
・校長を中心に各主任・チーフ等のリーダーシップが発揮される組織運営
・教育公務員としての高いコンプランス意識の醸成と自己管理の徹底



【5.教育課題と経営課題】

(1).教育課題

 ・個別最適な学びと協働的な学びが連続する主体的に考える力の育成
 ・自分のよさを自覚し、自己実現に向かってやり抜く力の育成
 ・困難を乗り越える忍耐力とたくましさ、体力の育成
 ・学力格差(低位児童生徒)の克服


(2).経営課題

 ・主体的・対話的で深い学びを実現する小中9年間一貫した授業改善と共同実践
 ・協働力、主体性、同僚性を高める組織運営
 ・キャリアステージに応じた人材育成
 ・コンプライアンス意識の醸成による不祥事防止と超過勤務時間の縮減



【6.本年度の重点 <東峰でこそできる教育を創る>】


自己実現に向かう力の育成
〜自分のよさに気づき、目標に向かって努力する子ども〜
自分のよさをみつけよう!
なりたい自分に向かって努力しよう!
あきらめず最後までやり遂げよう!

合言葉


知恵をはぐくむ

考えをつくる
考えを広げ深める
学びを振り返る








心をみがく

私からあいさつ
よさに気づく
あきらめない強い心




体を鍛える

のりこえる体力
生活をよりよくする
(スマホ・ゲーム・睡眠・食事)


<経営の重点・・・協働力の向上>

・主体的学びの共同実践(全ての学年・教科で)
・協働力を高める組織運営
・キャリアステージに応じた人材育成
・不祥事防止と働き方改革の推進


・育てたい子どもの姿を共有しよう!(目的意識)
・専門性を生かそう!(主体性)
・声をかけ合おう、支え合おう!(同僚性)


+ α の気くばり・心くばり